以下は別記事を参照のこと。
- コマンド集:『Linuxコマンド集』
- Tomcatについて:『Tomcat備忘録』
- Apacheについて:『Apache備忘録』
各ディレクトリの意味
ディレクトリはoptやbinなど、何の略かもよくわからないのでメモ。
- opt : オプショナル。 APサーバーではtomcatや、その配下に置くアプリケーション 本体を配置する。
- bin : バイナリ。直接1機能として実行するツールを置くことが多い。
- lib : ライブラリ。 アプリケーションを補助するためのパッケージングされたフレー ムワーク等を置くことが多い。
- var:variable (可変値)。ログやキャッシュなどライブラリの副産物を格納することが多い。例えば、sshの接続ログは /var/log/secure に記録されている。webサーバーApache (httpd) では画面資源 (www/html) を配置する。
シンボリックリンクとハードリンク
シンボリックリンクは一般的なショートカット。
一方ハードリンクはGUIとは少し離れた概念で、データ実体 (ファイルとしては存在しない) へのリンクとなる。
つまりは元ファイルを別名でコピーするようなものなのだが、同じデータ実体を指すため、一方のファイルを改変した場合、もう一方も改変される。
データ実体へのリ ンク情報は、iNodeというデータ領域で管理される。 参考:『シンボリックリンクと ハードリンクの違い』
シンボリックリンクとハードリンクの見分け方は、WinSCPなどの見た目で言えば、通常のファイルは拡張子に応じてアイコンが変わり、ハードリンクの場合は真っ白なファイルアイコン、シンボリックリンクの場合は、ショートカットのような 矢印付きファイルアイコンとなる。
コマンドで見る場合は、 ll -al を実行し、パーミッションの1桁目を見ることで判別できる。また、シンボリックリンクには、リンク先が表示されるためこちらでも判断ができる。
-rw-rw-r--. 2 ec2-user ec2-user 13 Mar 12_07:34 sample_link
上記はハードリンク。 パーミッションの後に続く数字は、ハードリンクがいくつ設定されているかを示す。※ディレクトリの場合は、そのディレクトリの下位層にあるフ ォルダの数だけハードリンクも増えていく
lrwxrwxrwx. 1 root root 10 Mar 12 07:42 sample_link_symbolic -> sample.txt
上記はパーミッションが『l』始まり(Irwxrwxrwx)なのでシンボリックリンク
-rw-rw-r--. 2 ec2-user ec2-user 13 Mar 12 07:34 sample.txt
上記は元ファイル
シンボリックリンクの作成
ln -s base.txt link
ln -s (コピー元ファイルパス) (リンクファイル名)
リンク先の上書きも可能。 file already exsist エラーとなるため、 オプション『-f』を追加する。
ハードリンク、シンボリックの書き換えも同じように可能。
ハードリンクの作成
ln base.txt link
ln (コピー元ファイルパス) (リンクファイル名)
ホストとかゲストとかの意味
サーバーの世界は用語の理解に苦しむ。要は参照の話で、特定の場所を指す言葉では無い。
単純にPCとサーバーの関係性を示す場合はクライアントとサーバーという言葉が使われる。
一方、サーバー内。
Tomcatの入り口となる設定はContext.xmlだが、この中でアプリ(webapps)フォルダを参照する設定値が、Hostという属性名称で書かれている。
Contextがwebappsというホストを参照している、つまりホストは、サーバーの世界における『参照先』を意味するものと思われる。
この世界において、逆に参照元を指す場合はクライアントではなく『ゲスト』という言葉が使われる。
ただ、この辺は人によって理解が異なるし、もともと抽象的な言葉なので、各々自分の中で腹落ちする理解を探してもらえればと思う。
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