WinSCP備忘録

WinSCPとは

WinSCPは有名なFTPクライアントツールの1つ。

FTPとは、File Transfer Protocolの略称。

Windows等のローカルPCから、サーバーと通信するためには専用のプロトコル(通信規約)が必要となるが、ファイルをアップロードしたりファイル関連の操作をするためにはこのFTPが標準的に使用される。

基本的な仕様方法

新しいセッション>新しいサイト から、接続したいサーバーの情報を登録する。

サーバーとの認証方法はBasic認証(パスワードを使用した認証)または、公開鍵認証があるが、主に公開鍵認証が用いられるため、その前提で設定方法を記載する。

  • 転送プロトコル:SFTP
  • ホスト名:サーバーのIP
  • ユーザー名:サーバーにどのユーザーでアクセスするかの設定
  • パスワード:公開鍵認証であれば空欄でOK

設定>SSH>認証>秘密鍵:ログインするユーザーの秘密鍵を登録する

Appendix

隠しファイルを表示する

~/.ssh にある鍵情報など、隠しファイルは標準ではWinSCP上では表示されない。

以下の設定を行うことで表示できるようになる。

オプション>環境設定>パネル>隠しファイルを表示する

秘密鍵から公開鍵を生成する

公開鍵を生成したいサーバー情報を選択する(鍵だけ生成したい場合は『新しいサイト』でも良い)

設定>SSH>認証>秘密鍵:公開鍵を生成したい秘密鍵を選択する

すぐ下にある『公開鍵を表示』をクリック。この内容が、公開鍵の情報となる。

pemからppkに変換する

WinSCP>新しいセッション>新しいサイト

設定>SSH>認証

秘密鍵欄の三点リーダをクリック>pemのkeyを選択 ※デフォルトではppkしか選択できないので、ダイアログ右下で検索対象のファイル形式をAll filesの変更すること

pemファイルを選択すると『秘密鍵 OpenSSH をPuTTY形式に変換しますか?』と表示されるので、OKで進むとppk形式の鍵ファイルが生成される。

ppkからpemに変換する

WinSCP>新しいセッション>左下の『ツール』>PuTTYgenを実行

Load>ppkのkeyを選択

メニューの『Conversions』>Export OpenSSH key (force new file format)

※force new file formatの無い、Export OpenSSH keyもあるが、基本的には上記で良い。OpenSSH7.8を境に、key形式が変更になっており、new formatを指定しない場合は旧verで作成される。

WinSCPのバージョンアップ

ヘルプ>WinSCPの更新を確認

インシデント

公開鍵を表示しようとしたらエラー

エラーメッセージ:

PuTTY key format too new

OpenSSHは7.8を境にkey formatが変更されている。そのため、鍵のバージョンが新しすぎるというエラーが出ている。

WinSCPのバージョンを確認したところ最新ではなかったので、最新バージョンに更新。

pemからppkを作り直して解消。

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